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新馬マトワの調教

ニューフェースの中間種はマトワと命名。預託馬から当ファームの所有馬となりました。これまで引いて歩く程度のことしか知らない未調教の馬です。まずは追われることを覚えてもらうため未調教3頭(サラ、サクラ、マトワ)を馬場で追い運動を始めました。マトワだけが若干馴染まない感じが徐々に揃って走れるようになってきました。競走馬との違いがすでに見えてきます。5分も経たずに汗だくになります。あまりの体力の無さにびっくりです。当然といえば当然なのですが、競走馬は2才でデビューします。それまでに死ぬほどの訓練を受けます。競馬を終えて当ファームに来た時点で体はばっちり出来上がっているのです。中間種の馬に比べると軽くて動きがいいのがサラブレッドの長所でしょう。ところが競走馬や競技馬以外の馬たちはのんびりと育てられ体力的にはかなり劣ります。ちょっと動くと疲れてしまい、大人しくなる感じです。それはそれで扱いやすいとも言えるのですが、上手く調教できないと重くて動きの悪い乗りにくい馬になってしまいます。軽くて落ち着いた馬が理想的です。3頭ともに当面は体力アップが目標になりそうです。並行してホルター(無口)でコントロールできるようにしたいですね。ようやく春らしく暖かな陽気になりいろいろと忙しくなって、中々調教に時間がかけられないのではかどりません。そこで調教に興味のある方を募集しています。働きながら調教を学んでみませんか。お気軽にお問い合わせください。

 


新入りがやってきた



昨日新しい馬が来ました。中間種の3才牝馬です。預かり馬です。未調教で鞍付けから始めます。先にいる道産子のサクラ、ハフリンガーのサラ(共に今年2才)と合わせて3頭の調教が始まります。人を乗せたことのない馬たちを外乗に出られるまでに仕上げます。それぞれの特徴を掴んで活かして工夫に工夫を重ねてよい馬になるようにします。これまで当方では競馬の引退馬を使ってきました。人間が乗って人間に従って動くところまで教えられた状態でやって来るので少し楽なのですが、今回の3頭は初めから最後まで作り上げねばなりません。少し手間がかかりますが、競走の調教に邪魔されないのでその部分では少し楽ができそうです。いずれにせよ馬の適応の高さには驚きですよね。しかし油断すると悪い方向へもすぐに適応します。調教次第でどんな良い馬もダメ馬になってしまいます。どんな馬になるかは調教次第です。馬に責任はないのです。また馬に関わる中で一番の楽しみが調教なのです。何頭調教しても理想通りにはいきません。試行錯誤を繰り返し、一番馬と向き合える時間です。そうして自分が調教した馬に楽しそうにお客さんが乗っているところを見るのがこの仕事の醍醐味なのです。日々調教されどんどん成長していく馬と一緒に私も成長していきます。3頭の成り行き乞うご期待!

またまた雪景色



3月5日 この日一日降りました。3月だというのに。




3月6日 雪景色、きれいです。

そして3月とは思えない寒さ。日差しは3月らしさが感じられるのですが、真冬なみの寒さです。
そろそろ春めいてきたかなと思った矢先の寒の戻りに体が戸惑っています。馬たちも冬毛がぼつぼつ抜け始め、牝馬たちが順々に発情して放牧の時間が賑やかになります。去勢された牡馬2頭のうち若いチャーリーがまだ若干男っ気が残るのか発情した牝馬が入れ代わり立ち代わり挑発にやってきます。挑発に応じるのですが、いかんせん交配には至れません。それでも発情が終わるまで牝馬たちはチャーリーの周りをうろつきます。もう一頭の牡馬ドラゴンは何の気もなく知らんぷり。牝馬も無視。また牝馬の間でも争いが起こります。邪魔するものは寄せ付けないというところでしょうか。誰からも教えられないのに命を継ごうとする遺伝子が発情を誘います。発情した牝馬には応じる遺伝子が牡馬の中にあります。延々と命は続きます。この仕組みは人間の手でコントロールするのは難しいことです。調教によって我慢させることはなかなかできません。そこで乗馬で使われる牡馬はほぼ去勢され男女間のトラブルが起きないようにします。以前3歳前の乗り始めたばかりの去勢前の牡馬が乗馬中に前を行く乗馬中の牝馬に乗りかかっているのを目の当たりにしたことがあります。それまでそんな素振りは微塵もなかったのですが、その時が目覚めた瞬間だったのでしょう。その牡馬、それからすぐに去勢されました。動物たちの強い遺伝子を残そうとする本能は誰にも止めることはできません。もう一つ、牡牝関係なく個体間の好き嫌いも当然あって、これも調教によってコントロールするのは難しいです。調教によって変えられる適応力の高さと、変えられない本能的な部分を併せ持った生き物が馬なのです。