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モンゴルで乗馬

先日、8月下旬にモンゴル乗馬ツアーに行くという女性お二人が外乗の練習に来ました。以前はブリティッシュの乗馬クラブに通われていて最近はあちこちで外乗するのがお気に入りのお二人です。たまたまその流れで昨年12月に当ファームで外乗に来られました。私はあまりその時のことを覚えていなかったのですが、駈足の時に「その乗り方は危ないですよ。落馬しますよ。」と注意したらしいです。普段からお客さんには快適に乗れるように外乗中にいろいろとアドバイスしては外乗での乗り方を知ってもらおうと考えています。馬場乗りのままでは快適に乗れないからです。で、そのお二人には私の注意がピタッとはまったそうです。以前通っていた乗馬クラブ主宰のモンゴル乗馬ツアーで落馬したり、バランスを崩したり、思いの外上手く乗れなかったらしいのです。そこであちこち外乗に行きもっと上手く乗れることを目指して次のモンゴルへ備えようと思われていたようです。昨年から6回ほど来られたのですが、後半の3回はモンゴル乗馬に絞って練習しました。まず一番安定したポジションと体の動かし方を知ること、そして馬をコントロールすることを中心に外乗で練習します。乗馬クラブではお尻を鞍から浮かせてやや前傾して駈足をすると教わったというのですが、これはとても不安定です。落馬のほとんどは前方へ落ちます。落ちる直前の姿勢は上体は前傾し足は後方へつま先が真下へ向いています。このことから足を前方へ上体は起こすようにするのが良いでしょう。。鞍にはしっかりと座骨が着くようにした方が安定します。そのためには馬の動きと同じ動きが出来なければなりません。頭では理解出来ても体はなかなか動きません。お二人も大変そうでしたがかなり近づくことが出来ました。そして最初の不安定な態勢にはもう戻れないと、乗馬クラブで習ったことは何だったのかと言われました。馬場の中で前の馬に続いてぐるぐる動くだけではモンゴルでの乗馬は厳しいことです。今回も外乗でお二人に交代で先頭になってもらい自分で先を見ながら馬をコントロールすることを練習しました。視界も広がりますます安定する感じをつかんでもらえたようです。今までは乗れているのかいないのかも実感しなかったらしいのですが、今はそれがわかるようになったと嬉しそうに話してくれました。さてモンゴルで遊牧民のように颯爽と駈け巡ることが出来ればいいですね、9月に来られるのが楽しみです。

東京都の犬の殺処分ゼロ


今朝のテレビニュースで東京都の犬の殺処分がゼロになったことを伝えていました。新聞には介護を必要とするペットが増えていることを伝えていました。犬と違いほとんどの馬は殺処分となります。僅かに最後まで飼ってもらえる馬もいますが極僅かです。馬は動けなくなると生きていけません。群に追随できないと生き延びることはできません。つまり介護されるようでは生きていけません。飼われている馬は野生ではないのでそんなことはないと思われるでしょうが、野生でなくても動けない自分が次に襲われると感じ生きることより捕られる方へとモードが切り替わると思われます。動けない馬は常に襲われる恐怖にさらされるのです。そうなると生きるスイッチが切れてしまいなかなか助からなくなります。いつまでも生きていたいと思うのは人間だけで動物はどうもそうではないように思えます。動物は命を繋ぐことが一番で自分の長生きは二の次で、老いて仲間の足手まといにならないようにと考えているのではないでしょうか。馬の殺処分ゼロや介護はなかなか難しいのですが、いつまでも使える馬にできれば少しでも長生きさせることはできます。使えない馬になってしまうと処分です。このあたりの使える、使えないは人間に委ねられています。馬にはどうしようもできません。良い調教をされて良い馬になれれば少しでも長生きさせることが出来るはずです。因みにアメリカでは老齢で使えなくなった馬は放牧され死を迎える迄そのまま自然に任されます。馬たちは長生きしたいと思ってはいないでしょうが、日々全てを受け入れて懸命に生きています。その事を忘れずに飼っている間は大切にしてあげることぐらいしかできないのが現状です。いつか馬の殺処分ゼロの日がやって来ればいいなと願っています。

人間に乗られて出来ていく馬


どんな馬も 初めからすいすい 乗れるわけではありません。馬は人間に乗られるために生まれて来たのではありません。本来は草原で自由に、日々危険と向き合い種を守ることが馬に与えられた生きる道だと思います。たとえ人間に飼われ続けて野生を知らない馬でも本来の遺伝子が本能を守ろうとしています。危険から身を守るために他愛ないことにびくびくしています。種を絶さないよう牡馬は牝馬に挑みます。危険ですから牡馬は皆去勢されてしまいます。そんな馬たちも人間と関わりながら少しずつ人間に従って動くことを学びます。良い動きを学んだ馬は良い馬に、悪い動きを学んだ馬は悪い馬になります。馬は大変よく人間の動きを見ています。毎日乱暴に扱われるか、丁寧に扱われるかで馬の動きが全く変わってしまいます。誰が乗っても全てそれが馬の調教になっています。例えば蹴っても蹴っても動かないことを繰り返すと、蹴っても蹴っても動かなくていいよと教えています。ますます動かなくなります。そんな馬でも上級者が乗るとサクサクと動きます。きっちり見分けているのです。初心者が乗ると元通り、上級者は動いて初心者は動かないと教えているのです。なんとなく調教とは良いことを教えることのように思えますが、馬は悪いことも学びます。子供と同じで悪いことの方が簡単に身に付くのです。悪いことを学ばせないためには馬に悪い動きをさせないことです。馬が思い通りに動いていないレッスンを続けるとどんどん思い通りに動かない馬になってしまいます。日頃のレッスンや手入れが馬を作り上げます。インストラクターの手腕が問われます。乗っている方には責任はありません。インストラクターの問題です。良い動きのレッスンができるには良い馬と良いインストラクターが要るのです。



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